お箸のこと

輪島塗箸 当店のお箸の素材

そういえば、お箸って何の木で作られてるの?

天然木と表記はありますが、天然木って何?

というご質問をたくさん頂きましたのでご説明します!

さっそく結論ですが

当店のお箸の原材料(素材)はアテ」(能登ヒバ)です

「アテ」だけしか使っていません

なんで「アテ」に拘っているのか?

ひとつずつ説明します!

アテの木

「あて」は、アスナロの変種であるヒノキアスナロの方言です

美しい林を作り、 建材としても優れています

昭和41年(1966)には「石川県の木」に指定されました

アスナロが東北地方南部から南に分布するのに対し、ヒノキアスナロは東北地方北部から 北海道にかけて分布しています

昭和41年の主な出来事

  • ミニスカートが流行
  • 全日空羽田沖墜落事故
  • 札幌オリンピックの開催決定
  • 中国で文化大革命
  • ビートルズ来日
  • サッカーW杯、イングランドが初優勝
  • 黒い霧事件気になったのでとりあえずリンクを貼りました
  • ウォルト・ディズニーが死去

ちなみに昭和41年に20歳だった人の現在の年齢は…「78歳」です

アテの県別の呼び名

県によっては「あての木」は呼び名が変わります

県名呼び名
石川アテ(能登ヒバ)
新潟当檜(アテビ)
秋田ツガルヒノキ
岩手クサマキ
山形クサマキ
青森ヒバ
アテの県別の呼び名

アテの木の特徴

石川県の県木であり、植物分類上ヒノキアスナロの変種にあたり、通称能登ヒバとも言われています

アテはスギやマツ類に比べ、野ウサギの食害を受けにくく、 病害や虫にも強い

シロアリに食われにくい材として古くから建物や工芸品等に使われてきました

その成分の効果により菌種を問わない抗菌性やシロアリを寄せ付けない殺虫性等が実証されてきています

そんな抗菌性の高い木を使ってお箸を作ってます

雪に対しては、粘り強い材質のため幹折れはほとんどないが、浅根性のために 強風や雪によっ て倒伏することがあります

「アテ」と「ヒノキ」の違いは何ですか?

アスナロの変種である「アテ」

昔から言われがありまして、

「あすなろ」というのは、「檜(ヒノキ)」よりも木が比較的小さいことと、葉の裏側が檜と違う点から、「明日は檜のようになろう」という成長の意思を持っているという意味で「あすなろ」と言われるようになったそうです。

…の変種が「アテ」

変種が県木というのもちょっと…ん?ですが😅

昭和41年に県の木にしたんだから仕方がないw

そこは抗えない事実ですね✨

さいごに

簡単に書きましたが「アテ」をまとめると

まとめ

  • 当店のお箸の素材は「アテ」←これのみ
  • アテは石川県の県木
  • 抗菌性が高く虫が付かない←一番の理由
  • 粘り強いしなりがある

以上、素材の「アテ」の説明です

こちらが当店「自信の作」本塗り箸

左から

  • カタクリ
  • 石蕗(ツワブキ)
  • 桜草

気になった点などはXのDM等で聞いて頂ければ「即答」します✨

ではまた!

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ひろみつ&みいこ

私達夫婦は石川県輪島市で輪島塗箸製造業を営んでいます

令和6年1月能登半島地震で被災

再建に向けて頑張るためにサイトを立ち上げました

一つ一つの商品はハンドメイドです。品質とクオリティに拘ってます

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